MAGAZINE:

  • SALUS
  • 8月号vol.185 / Aug / 2016毎月20日発行

INFORMATION:

2016/7/26:
お詫びと訂正 SALUS8月号の誤りについて
2016/7/20:
SALUS8月号を発行しました。
2016/6/27:
お詫びと訂正 SALUS7月号の誤りについて
2016/6/20:
SALUS7月号を発行しました。
2016/5/20:
SALUS6月号を発行しました。

SHOP:

世界のヘルシーカレーを食べに行こう
夏バテには、スパイス効果で栄養を美味しく・効率よく!
食欲そそる美しい4皿をご紹介します。

アーユルヴェーダキッチン ディデアン◉多摩川線/蒲田

かつお節を使うことから、日本人の味覚に合うとされるスリランカ料理を伝統医学・アーユルヴェーダ式で提供。様々なスリランカ料理を楽しんで欲しいという店主の思いから、チキンや野菜、豆を使った3~4種のカレーのほか、消化の良さを重視した色とりどりのおかずやデザートが20種ほどブッフェスタイルで並びます。お皿の上で好みの味を創り出す、ひと味違ったカレーの楽しみ方をぜひ。
recommend menu
異なるテイストのカレーやスープ、チャツネを混ぜて様々な食感を味わって。ランチブッフェ¥1,500(90分)。

  • 住所: 大田区蒲田5-12-12 アーヴェストホテル蒲田東口1F
  • 電話: 03-3739-0007
  • 営業時間: 6:00~10:00(朝食)、11:00~14:30(ランチ)、18:00~(月1でディナー営業)
  • 休:無 蒲田駅より徒歩1分

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LAND◉目黒線/目黒

運ばれてきた時に思わず歓声をあげたくなる美しい盛り付けとインパクトのあるスパイス使いがカレー愛好家の心をキャッチ。コリアンダー、クミン、ナツメグが配合されたスパイスミックスは、油で香り付けをした後、煮込みの際に粉末状のものを追加。更に、盛り付けの時にもうひとふりするというこだわり。食後は目の前で丁寧に煎れてくれる、自家焙煎豆のハンドドリップコーヒーで〆て。
recommend menu
マッシュポテトがカレーの旨味をアシスト。季節野菜とドライフルーツのカレー。¥1,200

  • 住所: 目黒区下目黒2-21-28 2階
  • 電話: 070-5518-7621
  • 営業時間: 12:00~21:00(L.O. 20:30)
  • 休: 月
  • 目黒駅より徒歩8分

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Indian canteen AMI◉田園都市線/駒沢大学

爽やかな笑顔で出迎えてくれる店主・伊藤恵美さんは、学生時代より菜食主義者が多く住むグジャラートやさまざまな文化が交わるムンバイなど、インド各地を旅し、食文化を体験。そんな彼女のセンスあふれるお店で提供するのは、豆や野菜が中心の南インドカレー。スパイスの香り高いカレーは、身体への負担も少なく、まるで香りを味わっているかのようなヒーリング効果も期待できます。
recommend menu
日替わりカレー(さつまいものコザンブ、キャベツとズッキーニのクートゥー 2種盛)¥1,200

  • 住所: 世田谷区弦巻2-8-15
  • 電話番号: なし
  • 営業時間: 12:00~15:00、18:00~ 22:00(L.O. 21:00)
  • 休: 水・木
  • 駒沢大学駅より徒歩10分

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バルピパル◉目黒線/西小山

カレーとご飯(バート)、おかず(タルカリ)、漬け物(アチャール)、豆スープ(ダル)が一皿で味わえるネパールの定食、ダルバートも今日のカレーブームの一波。そんなダルバートを真鍮の器でいただけるのが、こちら。スパイスを感じさせつつ食べやすい辛さに仕上げた日替わりカレーのほか、ジャガイモと発酵タケノコの酸味を楽しむアルタマカレーやスープモモなど、一品ものも見逃せません。
recommend menu
ダルバートは混ぜて食べるのが一般的。カトマンズの宮廷を想起させる空間でどうぞ。¥1,200

  • 住所: 品川区小山6-7-16
  • 電話番号: 03-3786-1214
  • 営業時間: 11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~24:00(L.O.23:30)
  • 休: 火
  • 西小山駅より徒歩1分

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MACHI-SANPO:

祐天寺
都心から電車で20分。
街のシンボルでもある「明顕山 祐天寺」の
門前町として古くから栄えた祐天寺は、
都心部でありながら緩やかに時間が流れる街。
独特のセンスが光る、
常連になりたいお店が数多く点在します。

三丁目のコーヒー屋サンチョウメノコーヒーヤ
昭和にタイムスリップ!?
懐かしの香り漂う喫茶店
その名の通り3丁目にお店を構えて37年。定番の喫茶メニューをはじめ、日暮れ時に差し込む夕日や年季の入った調度品の数々にレトロな空気が漂います。女将さんが淹れるコーヒーと会話を楽しみに創業当初から足繁く通う常連さんも多数。ランチには、トマトソースの酸味が効いたナポリタンをぜひ。
○サラダとドリンクが付いたナポリタンのセット¥1,050。なすミートやクリーム系のスパゲティも。○一面の本棚には新旧の名作漫画が。時間を忘れて没頭してしまいそう。

住所: 目黒区中目黒3-24-16 電話: 03-3710-5284 営業時間:9: 30~20:30 休: 火
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chibiチビ
重厚な扉の先に
鮮やかな植物のオアシスが出現
静閑な外観からは想像もつかないほど生命力にあふれた花々で囲まれた店内。オーナーの好きなものだけが集められた空間には、珍しい蘭の花や多肉植物、ヴィンテージの花器など、洗練された美的センスにあふれたものばかり。アレンジメントのみならず、単体で活けても存在感を放つ生花が揃います。
○エアプランツ¥6,000、ヴィンテージの花器¥8,000。○天井には風合いが見事なドライフラワーが。○看板犬のビョン太君。○インテリアのポイントに多肉植物を。

住所: 目黒区中目黒5-1-18 電話番号: 03-5722-0528 営業時間: 12:00~20:00 不定休
MAP

steefスティーフ
セレクトウェア、古着、雑貨
新鮮な出会いを求めて
もともとはレディース古着を展開。最近では国内ブランドのウェアや作家もののアクセサリー、雑貨まで幅広くセレクトし、年齢を選ばないシンプルかつスタンダードな品揃えが評判に。こちらから徒歩3分の場所にある姉妹店「フィート」はメンズウェアが充実。ハシゴしてお買物を楽しんでください。
○〈ViN〉ギャルソンウォレット各¥27,540。○〈MMAA〉アクセサリー。「oto」シリーズのピアス(左上)¥8,640、(右上)¥11,880。「ground」シリーズのリング(左下)¥9,720、イヤリング(右下)¥7,560。

住所: 目黒区祐天寺2-8-4 電話番号: 03-5708-5611 営業時間: 13:00~22:00  無休
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Bibury Courtバイブリーコート
機能とデザインを兼ね備えた
フィッシング&ガーデニング
英国のフィッシャーマンやガーデナーのスタイルを提案。展開するシャツやジャケット、パンツ、エプロンなどは、アクティブシーンで活躍する通気性や撥水性といった機能面はもちろん、細部に宿るかっこ良さも忘れていません。女性サイズも揃うので、知識豊富なスタッフに気軽に相談してみてください。
○リネンシャツ(¥16,000)にここでしか手に入らないリバティ柄のエプロン(¥9,000)を合わせたガーデニングスタイル。○着込むほどに艶っぽく味わいが増す「ベンタイル」生地のジャケット。
住所: 目黒区祐天寺2-9-5 1階  電話番号: 03-3792-4886 営業時間: 金17:00~21:00、土15:00~21:00 休: 日~木

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branchブランチ
フランスの田舎町で過ごすように
のんびりとブランチを
人の輪が枝分かれして広がるようにと名付けられた「ブランチ」は、中目黒のイタリアン「チェルキオ」の姉妹店。フランス各地で料理を学んだ佐伯奈緒美さんが、肩肘張らない田舎料理を振る舞います。インテリアにもセンスが光る店内では職人手作りのバッグや帽子、洋服も受注販売されています
○爽やかな自家製レモネード¥500クレソンのスープとパンのセット¥1,000。○通りからも様子がわかるオープンな店内。オリジナルのハーブティーや焼き菓子も並びアットホームな雰囲気です
住所: 目黒区祐天寺2-15-8 電話番号: 090-2214-0727 営業時間:10:00~17:00 不定休

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蕎や 月心ソバヤツキゴコロ
優しい関西出汁の効いた
石臼挽きの手打ち蕎麦
駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街に佇む「月心」は、ウルメイワシやムロアジなど4種類の節からとった出汁の奥深い味わいに魅せられるファンが続出。毎朝手打ちで仕込む蕎麦は、丸抜きを挽いた「細挽せいろ」と玄蕎麦を粗く挽いた「玄挽田舎」の2種類。お酒や小料理の充実度も人気の秘訣です。
○爽やかな酸味が夏を感じさせる、見た目も涼しげな「冷やかけ すだち」¥1,200、関西出汁が香る「だし巻き玉子」2コ玉¥800。○女性ひとりでも気兼ねなく寛げるカウンター席がメイン。
住所: 目黒区中町2-44-15 電話番号: 03-3791-1173 営業時間: 17:30~22:00 休: 水、第3・第5火

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coffee carawayコーヒー・キャラウェイ
ふっと落ち着ける大人の空間で
香り豊かな自家焙煎コーヒーを
飲みたいコーヒーを選びやすいよう、中煎り豆を「マタン(朝)」、深煎り豆を「ニュイ(夜)」と時間帯を表すフランス語でネーミング。迷った時はバランスのとれたブレンド「トゥーレジュール(毎日)」がおすすめ。アーティスト〈guse ars〉の手掛けたフロアタイルや藍色の壁が演出する洗練された空間で、コーヒーを満喫して。
○2色の層が美しいアイスカフェオレ¥550。○コーヒーに香りと甘みをトッピング。「アトリエクロワズモン」のコーヒースパイス各¥346。○学芸大学の書店「サニーボーイブックス」の選書やグッズも展開。

時間: 目黒区五本木2-13-1 電話番号: なし 営業時間: 12:30~18:30 休: 日・月
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Khana-Pinaカーナ・ピーナ
自己流で編み出した
インド人も驚きのインドカレー
まだ日本でインドカレーが珍しかった40年ほど前に店主のカレーへの情熱が高じてオープンした「カーナ・ピーナ」は、ここを目当てに祐天寺を訪れる人も多いほどの人気店。試行錯誤の末に行き着いた現在の味は、絶妙に配合されたスパイスがガツンと効きつつ、後を引く旨みがやみつきになります。

○創業当初から変わらずライスとカレーは別皿。チキンカレーのランチセット¥900。辛さはマイルド、セミホット、ホットの3段階。○タンドリーチキン(¥1,280)はみんなでシェアしたい一皿。

住所: 目黒区祐天寺2-17-9 電話番号: 03-3710-5483 営業時間: 11:30~15:00、17:00~22:00 休: 月
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越路コシジ
商店街のムードメーカー
親子三代続く愛され甘味処
おやつやお持たせに、夕食のお惣菜にと、子どもからお年寄りまで幅広く愛され続けて70年。1本¥85の団子や¥50の納豆巻きなど、子どもたちのお小遣いで買える価格帯にも店の心遣いを感じます。イートイン可能なラーメンや寿司、10種類以上のお惣菜は近隣で働く人々のランチとしても人気。

○地元の人々から愛され続けている甘味処。店に入るなり、陽気な女将さんとご主人が明るく迎え入れてくれます。○暑い日にはクリームあんみつ(¥550)でほっと一息。

住所: 目黒区祐天寺2-9-3 電話番号: 03-3712-4354 営業時間: 9:00~18:00(土10:00~18:00) 休: 月
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しとらすシトラス
おひとり様も大歓迎
旬の食材で至福の一杯を
店主の出身地・長崎の方言から命名された「しとらす」は、開店から閉店までお客さんが絶えない人気店。心のこもった手書きメニューには旬の小料理がずらり。日によって入れ替わるので、いつ来ても新しい美味しさを発見できます。締めに欠かせないちゃんぽんや皿うどんも地元愛を感じる逸品です。
○カウンターには、煮転がしや目にも美しい旬の野菜が並びます。○名物の皿うどん(¥850)には、長崎生まれの「金蝶ウスターソース」をかけて召し上がれ。

住所: 世田谷区下馬1-5-3 電話番号: 03-6805-3702 営業時間: 12:00~14:00(土日除く)、18:00~翌3:00 休: 月
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ふきだし
ふきだし
肉料理の真髄に触れられる
ジビエの名店
La Boucherie du Buppa
穴場的雰囲気漂う入口から階段を降りると秘密の地下室のような空間が出現。店内に入るとすぐに目に飛び込んでくる熟成庫では肉のドライエージングの様子を見ることができ、好奇心と食欲が沸々と湧いてきます。ブーシェリー(フランスの肉屋)で食事ができるブラッセリーというコンセプトを掲げたこちらのお店。シェフの神谷英生さんは食肉加工の技術や料理人のためのジビエガイドを執筆したり、豚肉は餌や飼育法を指定して仕入れるなど、養豚業界では名の知れた肉のスペシャリスト。全国の一流ハンターから最高の状態で仕入れる国産ジビエのなかでも特に信頼をよせている京都丹波篠山の鹿肉は、他店ではなかなか味わえない代物です。おすすめのいただき方は、旨味成分を最大限に引き出せる60度の低温ロースト。そこにワイナリーから譲り受けた酵母やアミノ酸たっぷりの赤ワインの澱を煮詰めたソースを添え、美しい一皿が完成。生のようなやわらかい食感に芳醇なソースが絡み、口の中に格別な旨味が広がります。ワインやシャンパンのお供には、ぜひ「シャルキュトリーの盛り合わせ」を。伊豆天城産黒豚の生ハムや千葉県産イノシシのモルタデッラソーセージやリエットなど、熟成の旨味や口どけに陶酔できます。
  • ○シャルキュトリーの盛り合わせ。¥ 2,300~。黒豚の生ハムやサラミなど、前菜からお酒が進みます。○熟成庫に眠るのは、本州鹿、イノシシ、黒豚、キジ、仔羊など。
ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ
住所: 目黒区祐天寺1-1-1 リベルタ祐天寺B1階 電話番号: 03-3793-9090
営業時間: 18:00~翌2:00(日~ 24:00) 休: 月

SWEETS:

  • 写真=福井 馨
  • 文 = chico
ミハネ ナチュラル&ベジ
|目黒線・大井町線/大岡山|
ミハネアイス
  • 住所:目黒区大岡山1-4-5 電話:03-6459-5572
  • 営業時間:11:00~19:00 休:水 大岡山駅より徒歩3分
    *夏場の持ち帰りは1時間半まで

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お米の国の、愛すべきヴィーガンアイス!
 ソルベみたいにさっぱり、でも深いコクと旨味がじわり。ひと味違う「ミハネ ナチ ュラル&ベジ」のアイスクリームは100%植物性。乳製品、卵はもちろん砂糖も使わない、いわゆるヴィーガンアイスだ。作り手の北川哲也さんは元バーテンダー。フランスのビオワイン産地を巡ったりするうち、「食材や添加物のことなど、食へのギモンが深まり」、六本木のバーを閉めてアイス屋になった… …って、なぜアイス? 「ストイックにならず純粋に楽しんでほしくて。アイスってみんなが好きな楽しいモノでしょ、それを全部体にいい食材で作れたらと」。豆腐やタピオカ粉を使って、卵や乳製品なしでも滑らかに。玄米ミルク、GI値(血糖値上昇率)の低い有機アガベシロップをはじめ食材にとことんこだわるけれど、堅苦しさはまるでナシ、メロン×抹茶なんてバーテンダー的自在な味にも心踊る。しかも体に優しいのだから、大切な人にこそ差し上げたい。

○左上から時計回りに、杏仁マンゴー、オーガニックカカオのショコラ、キャラメル・ノワ、墨衣(黒豆、黒ゴマ、金時豆ほか)、玄米ミルク、ドマーニ(トマト、イチゴほか)。各¥400 *店頭では日替わりで常時6種揃う。

chico/スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。