MAGAZINE:

  • SALUS
  • 3月号Vol.228 / Mar / 2020毎月20日発行

INFORMATION:

2020/2/20:
SALUS3月号を発行しました。
2020/1/20:
SALUS2月号を発行しました。
2019/12/20:
SALUS1月号を発行しました。
2019/11/20:
SALUS12月号を発行しました。
2019/10/20:
SALUS11月号を発行しました。

SHOP:

人気店に聞く"私の定番"
各店の店主やスタッフが日常で使う定番のアイテムを教えてもらいました。
ぜひ、器や雑貨選びの参考に。

※こちらでは、誌面でご紹介した各店の定番アイテムの一部をご紹介します。

MIGO LABO◉東横線/学芸大学

私の定番

最後の1粒まですくいやすい設計

スープボウルや丼椀のほか取り鉢としても。縁がスプーンですくいやすい設計になっていて、クスクスのような小さなものも最後までストレスなくすくえます。鈴木雄一郎さん作。リムボウル¥3,850

  • 住所:目黒区五本木2-42-1
  • ☎03-6303-3281
  • 営業時間:13:00~19:00
  • 休:不定休
  • 学芸大学駅より徒歩7分

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IN MY BASKET◉東横線・目黒線/田園調布

私の定番

毎朝活躍するガラスボウル

有永浩太さんという日本人作家の器ですが、どこか北欧っぽい表情が気に入っていて、普段はサラダやヨーグルトを入れています。少しくすんだ薄墨色の落ち着いた色合いも魅力。ボウル¥4,950

  • 住所:世田谷区玉川田園調布2-7-18 セトル田園調布1階
  • ☎03-3722-9660
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 休:火(不定休)・水
  • 田園調布駅より徒歩7分

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KOHORO◉田園都市線・大井町線/二子玉川

私の定番

さっと取り出して手軽に掃除ができる

アルミ製でとっても軽く、履き入れ口は塵が入りやすいよう斜めにカットされたこだわりぶり。薄いので狭い隙間にも収納できて、店でも自宅でも愛用しています。店オリジナルのちりとり¥3,850

  • 住所:世田谷区玉川3-12-11
  • ☎03-5717-9401
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 休:水(展示会会期中は無休)
  • 二子玉川駅より徒歩5分

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工藝 器と道具 SML◉東横線/中目黒

私の定番

シンプルながらも存在感抜群

木工作家の井藤昌志さんにオリジナルで作っていただいたテーブルウェアは、シンプルですがひとつあると存在感たっぷりです。カトラリースタンド¥11,000、コースター¥3,500、高台盆¥15,000

  • 住所:目黒区青葉台1-15-1 AK-1ビル1階
  • ☎03-6809-0696
  • 営業時間:12:00(土・日・祝11:00)~20:00
  • 休:不定休
  • 中目黒駅より徒歩7分

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暮らしの工房&ぎゃらりー無垢里◉東横線/代官山

私の定番

インテリアのアクセントに

調味料の空き瓶や窓ガラスを熱で溶かして再生させた小瓶は、ガラス作家、伊藤亜木さん作。キラキラした気泡が特徴でインテリアにおすすめです。無垢里のロゴが入ったオリジナル。¥1,760

  • 住所:渋谷区猿楽町20-4
  • ☎03-5458-6991
  • 営業時間:11:00~19:00(展示会により異なる場合あり)
  • 休:水・木
  • 代官山駅より徒歩3分

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宙 sora◉東横線/学芸大学

私の定番

長年愛用する定番のポット

液だれしない精巧なつくりの加藤財さんのポットは、自宅で25年以上愛用しています。思わずなでたくなるかわいらしいフォルムで、お茶の時間をいつも以上に楽しくしてくれますよ。¥12,000

  • 住所:目黒区碑文谷5-5-6
  • ☎03-3791-4334
  • 営業時間:11:00~18:00
  • 休:火・水
  • 学芸大学駅より徒歩8分

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MACHI-SANPO:

日本大通り・馬車道
渋谷から約40分。
かつて居留地だった日本大通り・馬車道は、
洋館や西洋式道路などの美しい街並みが
大切に残される場所。
春めくこの季節の街歩きにおすすめのスポットを巡ります。

The Hof Brauホフブロウ
古き良き時代の横浜を感じる
創業69年の老舗洋食店
フィンランド人の初代オーナーが1951年に創業して以来、横浜港に寄港する外国船の船客や船員ほか多くの人々からも愛される名店。浮き輪が並んだ昔ながらの趣がある店内では、看板メニューの「スパピザ」をはじめ、ハンバーグやナポリタンなどの洋食、ドイツの前菜とビールを今なお変わらずに味わえます。店名はドイツの国立ビアホール「ホフブロイハウス」に由来。
○女性にもファンが多い人気の「スパピザ」(平日ランチはミニサラダ・スープ付き¥1,000)。ミートスパゲッティにチーズをたっぷりかけて焼き上げる昔懐かしい味わい。○ほどよく酸味の利いた温かい「ジャーマンポテトサラダ」(¥500)、「特選ソーセージ」(1本¥600)。5種あるドイツビールのうち、定番「ホフブロイ ラガー」は300・500・1000mlの3つのサイズを選べます。
住所:横浜市中区山下町25 ☎045-662-1106 営業時間:11:00~14:30L.O./17:00~22:00L.O. ※ランチメニューは平日のみ 休:無 禁煙
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International cuisine subzeroインターナショナルキュイジーヌ サブゼロ
大さん橋ふ頭の絶景レストランで
スペシャルなひと時を
日中はオーシャンビュー、夜は横浜の夜景を望める非日常的な空間では、日本の四季の食材を織り交ぜた繊細なイタリアンをコースで提供しています。岩手出身のシェフにちなんで、3月5日までは、東北の食材を使い、和を意識した創作イタリアンを楽しめる「東北フェア」をディナーで開催中。誕生日やお祝いなどの記念日をドラマチックな思い出に変えることでしょう。
○パスタは「トラフグと柳松茸のリングイネ」。メニューは当日の仕入れ状況で変わります。コースのほかアラカルトのご用意も。 ○5品のランチコース(¥6,500)より、メインの「牛フィレ肉のグリル」、前菜の「ホタテ貝のタルタル」。ソムリエが選ぶワインはグラスで7種ほど常備。○海に面したカウンターはドリンク1杯から利用OK。

住所:横浜市中区海岸通1-1 大さん橋国際客船ターミナル2階 ☎045-662-1099 営業時間:11:30~14:00L.O./17:30~20:30L.O.(土・日・祝17:00~) 休:無 禁煙
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象の鼻テラス 
カフェと展示スペースを兼ね備えた
みなとみらいエリアの文化交流の拠点
横浜市・開港150周年事業として2009年に開館した、同市が推進する都市ビジョン計画「文化芸術創造都市クリエイティブシティ・ヨコハマ」の拠点のひとつ。カフェ併設の館内は休憩所として無料で利用できるだけでなく、美術展、パフォーミングアーツ、音楽ライブなどさまざまな文化プログラムも開催しています。さらに、毎週日曜には「ぞうさんマルシェ」も。
○平日限定ナポリタン(¥800)には野毛「マルコ 102」の生パスタを使用。さすがナポリタン発祥の地だけあって「日本ナポリタン学会」も認める美味しさ。「ベルガモット」で淹れたロイヤルミルクティー(¥460)。○「北海道ミルク」を使った「ゾウノハナソフトクリーム」(¥420)。○定期的に展示替えする展示スペース。奥はここのシンボル『時をかける象(ペリー)』。
住所:横浜市中区海岸通1 ☎045-661-0602 営業時間:10:00~18:00 ※開館日時は都合により変更する場合があります。 休:無 禁煙
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焼鳥 美鶏ミドリ
絶妙な炭火で焼き上げるひと串。
老舗焼き鳥店の姉妹店
関東屈指の焼き鳥を味わえる高級店「里葉亭」の姉妹店として、「里葉亭」出身の若き焼き師・千田健介さんが2018年にオープン。落ち着いた店内では、「里葉亭」同様に基本コースでありながらも紀州備長炭で1本ずつ焼き上げるこだわりの焼き鳥をリーズナブルに味わえるのが魅力。若鶏の肉汁を逃さない、近火で強火の焼き加減はまさに職人技です。人気店なので予約は必須。
○コースはおまかせ7本と選べる一品料理で¥3,500。焼き鳥は左から白レバー、ちょうちん焼き、モモ、ハツ。鶏味噌とだし入りのピーマン焼き、漬け物。「農口尚彦酒研究所」の純米酒(1 合 ¥750 ~)は、鶏の味わいに負けない、まろやかな口当たり。○一品料理の一番人気は「美鶏のポテトサラダ」。○お酒に迷ったら、ソムリエでもある千田さんが気さくに教えてくれるはず。
住所:横浜市中区太田町2-30 田中ビル2階 ☎045-319-6858 営業時間:17:30~22:00L.O. ※串がなくなり次第、終了 休:日 禁煙

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鮨 ひろ瀬 
旬を五感で堪能できる
洗練された料理
横浜出身の店主・廣瀬順一さんが、関内の鮨店、銀座の日本料理の名店で焼き場を任された経験を生かし、昨年6月にオープン。真新しいヒノキのカウンターが美しい店内は、細部まで上質なしつらえが光る。メニューは前菜から魚と肉の焼き物、〆の握りまで約20品の「おまかせコース」のみという潔さからも、確かな仕入れと料理の腕への自信がみなぎっています。
○特注の炭火焼き台で旨味が引き出された「トロ鰆」と「和牛のモモ肉」。日本酒はもちろんワインも厳選された銘柄が揃う。○都度炊き上げるシャリを赤酢と黒酢の絶妙なバランスで整え、旬の魚を引き立てます。○ビルの2階という隠れ家感も嬉しい。○バカラのグラス、骨董物や作家物などの器も秀逸。


住所:横浜市中区太田町2-32-1 ビラ・アペックス横浜関内2階 ☎045-323-9779 営業時間:12:00〜14:00L.O./18:00〜22:00L.O. ※ランチは完全予約制 休:不定休 禁煙

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BankART Homeバンカート ホーム
横浜のアートスポットを牽引する
「BankART」のブックカフェ
2004年みなとみらい線の開通を機に、歴史的な建物をリノベーションしギャラリーなどの有機的なアートスポットに活用するプロジェクトとして誕生。昨年2月に機能を4拠点に分散する形で再スタートした「BankART1929」。演劇、写真、建築などアート全般の良書、雑誌のバックナンバーが豊富に揃うブックカフェとして独立したこちらは、書店のみの利用も可能。
○アート書籍のほか、関連施設で開催中または過去に行われた展覧会の図録も購入可能。○レバー、牡蠣とほうれん草、ポークリエットなど5種から選べる「パテ&ブレッド」と「ホットワイン」(共に¥350)。○長く地元の人に愛された洋食屋をリノベーション。ランチは「タイカレーセット」(¥700)が人気。

住所:横浜市中区相生町3-61 泰生ビル1階 ☎045-663-2812 営業時間:11:00~23:00 休:日 禁煙
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御料理 梅田 
隠れ家割烹でいただく
こだわりのモダン懐石
同ビル1階で現代作家の器や茶道具を扱うギャラリーも手がけるオーナーが「和食の文化を守りながらも、柔軟な発想で横浜らしいスタイルを提供したい」と、懐石料理をモダンにアレンジ。月ごとにメニューの変わる「季節のおまかせコース」を中心に、夜は会食利用のビジネスマン、ランチは料亭の味をカジュアルに楽しめるとあって女性客で賑わいます。
○「おまかせコース」(¥8,800)は椀物、お造り、魚料理、肉料理など全7品。写真は「お造り」、「鱈と白子焼き」と牡蠣磯辺揚げが香ばしい「そばの実すり流し」。 ○カウンター以外に個室や半個室もあり、子ども連れでの利用も可能。○鎌倉彫の巨匠・伊志良不説(いしらふせつ)の漆器に美しく盛られた先付「メダイの南蛮漬とあん肝土佐酢ジュレ」。京風の上品な味つけに癒やされます。
住所:横浜市中区弁天通 4-52 ナインティ横浜2階 ☎045-651-9184 営業時間:11:30~13:30L.O./17:30~21:00L.O. 休:日・祝 禁煙
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勝烈庵 馬車道総本店カツレツアン
昭和2年創業、
和風カツレツの老舗
居留地に外国人コックがもたらした「コットレット」を、初代店主が日本人の口に合うよう工夫し、四角く形成したのが現在では日本中で愛される「カツレツ」の定番に。精選された豚肉はもちろん、サクサクの特製生パン粉、50年以上毎日職人が手作りする保存料不使用のソース、シジミたっぷりの味噌汁などこだわり抜いた味で浜っ子や観光客に愛されています。
○あっさりとした味わいの脂身が特徴の神奈川県産の銘柄豚を使用した「やまゆりポークのロースかつ定食」(¥2,000)。キャベツ、ご飯はおかわり自由。 ○店内には2代目店主と交流のあった棟方志功の作品が多数飾られています。○テイクアウトでも人気の「特製エビカツサンド」(¥1,300)。


住所:横浜市中区常盤町5-58-2 ☎045-681-4411 営業時間:11:00~21:00L.O. 休:無 禁煙
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ありあけハーバースタジオ 
発売から60年の横浜銘菓で作る
世界でたったひとつのお土産
客船ターミナル施設を中心に「食」がテーマの体験型の商業施設として昨秋オープンした「横浜ハンマーヘッド」。ここでは、柳原良平のイラストで人気のマロンケーキ「ハーバー」が入った、写真付きのオリジナルパッケージが作成可能。またイートインコーナーでは特製シロップで仕上げた3種の「焼きたてハーバー」もいただけます。ホクホクとした餡をお試しあれ。
○記念写真とメッセージが入れられるオリジナルパッケージの「マイハーバー」(¥1,000)。○手前から「ダブルマロン」、「ガトーショコラ」(共に¥200)、「ロイヤル」(¥280)、「横濱ハーバーオリジナルコーヒー」(¥280)。○ここ限定のフォトブース。○ふ頭という希少な立地の特性を生かした施設「ハンマーヘッド」にはホテルも併設。

住所:横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド2階 ☎045-228-8234 営業時間:11:00~20:00 休:無(施設休館日に準ずる) 禁煙
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ふきだし
ふきだし
五感で食を味わえる、
老舗ミュージックレストラン
アルテリーベ横浜本店
 ウィーンの建築様式を取り入れた壮麗な店内には、「ベーゼンドルファー社」に特注したピアノ。毎日プロの音楽家によって生演奏されるという「アルテリーベ」は、店名に〝古きを愛す〝という意味が込められたミュージックレストランとして1965年に誕生。ビルの修復保全のために年に一度閉店するも、現在のオーナーシェフ日比生 猛さんが先代である父の跡を継ぎ、年に再開しました。
 「リッツパリ」や「ルノートル」などフランス現地の学校で料理を学び、帰国後、長らく料理教室を開いていた母に最も影響を受けたという日比生さんは、年頃より本格的にシェフの道へ。四季を感じられるように旬の食材を使うというこだわりについて、日比生さんは「産地へ直接食材を見に行ったり、食材を紹介してもらえたり、北海道や愛媛などにつながりができて、美味しい食材を産直で仕入れられるようになってきています」と語ります。
 この日のメインは北海道のエゾシカのジビエ。添えられた北海道のユリ根「月光」や、京都「堀川ごぼう」、鹿児島のサツマイモ「ホワイトスイート」、さらにフランスのきのこ「シャントレル」などの食材は、日比生さんが美味しいと思う旬のものを使用。
 料理をはじめ空間や生演奏などの演出は、大切な人との特別な時間により一層華を添えてくれるでしょう。
  • ○ディナーコース(¥13,000)のメインは、この日、北海道のエゾシカのジビエ。メインは数種類のお肉料理のなかから選べます。○「ベーゼンドルファー社」公認の「ベーゼンドルファートルテ」は種入りフランボワーズジャム使用のウィーンのチョコレートケーキ。○建築美を感じる店内。特別な日はご予約を。
住所:神奈川県横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター1階 ☎045-222-3346 
営業時間:11:30~15:00L.O./17:30~22:00L.O. 休:月 禁煙

SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • INFINI
  • 〔大井町線/九品仏〕
  • パルファン

香りを味わう、記憶に残るギフト

 箱を開くと途端に、わっとあふれ出す香り。フルーティで優雅で、一瞬で惹かれてしまう。「香りは何より記憶に残る要素だと思うんです」と金井史章シェフ。美しい球体、「パルファン」は南青山「アン グラン」時代の代表作、「ペティヨン」の進化版。今回はより複雑に、高知産ベルガモットのピュアな香りと柑橘感の奥行きを深めている。構成を聞き、そんなに香りを入れて大丈夫? なんて思ったのは杞憂だった。口どけや、香りの揮発スピードで香る順序を調整されていて、まずナパージュのベルガモットが香りのインパクトを放ち、ふわふわ軽いムースがベルガモットと生姜の香りの背景をすっと広げる。中に仕込んだジャスミンとバラのブリュレと、ゼリー寄せにしたベリーが華やかに香りを残し、最後に再びビスキュイに纏わせたベルガモットの余韻……と、香りの仕掛けがみるみる花開いていく。しっかり香るのに可憐でナチュラル。朝露のようにみずみずしい、香りのレイヤーをギフトに。

MAP

  • 「パルファン」1個 ¥600。ベルガモットを軸に、バラやジャスミン、ベリーのアロマが重なる、香りを食べるひと品。食後もしばらくすがすがしくもエレガントな余韻が続く。ベルガモットは日本で初めて栽培に成功した、高知「みかん家にしごみ」から直送。
  • INFINI(アンフィニ
    住所:世田谷区奥沢7-18-3 飛騨ビル1階
    ☎03-6432-3528
    営業時間:11:00~19:00
    休:水
    アクセス:九品仏駅を出たら、改札を背に左手へ。交番があるひとつ目の信号を右折。等々力通りを30秒ほど直進した前方左手。九品仏駅より徒歩1分。