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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 4月号Vol.265 / Apr / 2023毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。

2023/3/20:
SALUS4月号を発行しました
2023/2/20:
SALUS3月号を発行しました
2023/1/20:
SALUS2月号を発行しました
2022/12/20:
SALUS1月号連動・東急線ワンデーパスプレゼントにつきまして
2022/12/20:
SALUS1月号を発行しました。

MACHI-SANPO:

綱島・新綱島
新横浜から日吉までをつなぐ東急新横浜線・新綱島駅が3月18日(土)、東横線・綱島駅東側に開業!アクセスがより快適になったこの街へ足を運んでみませんか?

田畑小麦 
綱島の街に根ざした
アットホームなベーカリー
アパレルや制作会社に勤めながら独学でパン作りを学んだというオーナーの田畑浩平さんと妻の尚代さんが夫婦で営むお店。地域柄、小さい子どもからご高齢の方まで家族で親しめるような小ぶりの菓子・総菜パンが充実しています。保存料・着色料は使わず、フィリングは自家製。水・木・土は焼き菓子も。
○シナモンが香る水限定「キャロットケーキ」
(¥390)。小豆・白小豆・うぐいす豆の3種の鹿の子豆を練り込んだ人気の「豆パン」(¥360)。○2坪ほどの小ぢんまりとした店内はショーケースが中心。毎日お昼頃にパンが出揃います。○お店はヒツジの看板が目印。○この日「厚切りサーモンフライ」を挟んだ「季節のバゲットサンド」(¥450)。
住所:横浜市港北区綱島西6-12-18 ☎045-567-2161 営業時間:10:00~16:30 ※なくなり次第、終了 休:日・月
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綱島公園 
綱島で知られる桜の名所
小高い丘の公園
多目的広場や、遊具のある「子どもの遊び場」、雨の日に最適な屋内施設「こどもログハウス」などに加えて、プールも整備された公園。さらに園内南部には、横浜市指定史跡に指定された「綱島古墳」もあります。来たる3月25日(土)には、4年ぶりに「綱島公園桜まつり」が開催される予定(雨天の場合、翌日3月26日(日)に順延)。
○「子どもの遊び場」には、複合遊具やブランコ、鉄棒などがあります。○約80本もの桜が咲くという多目的広場。奥には、小学生優先の「こどもログハウス」
(開館時間:10月~3月9:00~16:30、4月~9月9:00~17:30/休館日:第3月※祝日の場合は開館)。○園内北部には街を一望できる展望台も。
住所:横浜市港北区綱島台1 ☎045-531-7361(港北区港北土木事務所) 営業時間:常時開放
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NINE 綱島店ナイン
隠れ家のようなレストランで
厳選されたチーズとワインを
「グランドハイアット東京」のイタリアンレストラン出身で、チーズプロフェッショナルとシニアソムリエの資格を持つオーナー、西方 亮さんのレストラン。ここでは、ヨーロッパを中心に揃えた約20種類ものチーズと、オーストラリアやアメリカなどニューワールドを中心に100種類以上揃えたワイン のマリアージュを楽しめます。おすすめは、「ハイジのチーズ ラクレット」。
○提供時にチーズを削りかける「鴨肉のボロネーゼスパゲッティ 8ヵ月熟成のコンテチーズ」
(¥1,640)。○目の前でとろけたチーズをかける
「ハイジのチーズ ラクレット」(L¥2,450)、「前菜盛り合わせ」(5種¥2,200)、定番で取り扱うカリフォルニアの醸造所「アーサー・セラーズ」の白ワイン
(ボトル¥10,900)。○セラーにはヨーロッパのワインも並びます。
住所:横浜市港北区綱島西1-2-9 ゴールデンパーク第6吉田ビル1階 ☎045-717-5707 営業時間:11:30~14:00L.O./17:30~21:00L.O. 休:月、第1~3火
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シンつなバーガー 
こだわりのグルメバーガー店が
綱島に誕生!
会社員から異色の転身を遂げたオーナーによるハンバーガー専門店が2022年11月にオープン。米国産牛のなかでも最高品質といわれるブラックアンガス牛を塊肉ごと仕入れ、毎日お店で手挽きした牛100%のパティと新鮮な野菜、新宿「峰屋」に特注したバンズに加えて、自家製のベーコンにもこだわります。メニューは定番7種に、月替わりが1種。テイクアウトも可能です。
○ベーコンとアボカドが鉄板の組み合わせ
「アボカドベーコンチーズ」(¥1,650)、自家製の「シンつなジンジャーエール」(¥500)。ドリンクは、ハンバーガーとセットで100円引きに。○北海道産カマンベールチーズを贅沢に挟んだ「カマンベールチーズ&ベーコン」(¥1,750)。すべてのメニューにポテトがつきます。○店内はカウンター席とテーブル席。
住所:横浜市港北区樽町2-7-21 リバーサイドマンション綱島204 ☎045-633-1747 営業時間:11:30~15:00 休:火・水(祝日の場合は営業)

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石挽きそば 蕎真キョウシン
そば本来の味覚に触れる
芳醇な手打ちそば
1971年に先代が創業したそば処を、2006年に当代が引き継ぎ「蕎真」に一新。そばは、主に福井・丸岡町から実ごと仕入れ、その日の分だけを石臼で挽いた自家製麺。そば本来の味を大事にしているというだけあって、つなぎには5%しか小麦を使わないので、香りが高く、口にうま味が広がる味わいが自慢です。そんなそばには、岡崎産・本枯節のつゆが相性抜群。営業はお昼のみ。
○人気の「鳥せいろ」(¥1,580)は、岩手産地養鳥とネギのうま味がクセになる温かいつゆに、冷たいそばをつけていただきます。そばは、せいろをはじめ温冷の献立が12種ほど。○定番のそば前は、丁寧な仕事ぶりが光る「鴨ロース」(¥1,040)、「生湯葉」
(¥410)、「日本酒」(1合¥750~)。16.モダンで落ち着いた雰囲気の店内はテーブル席が中心。
住所:横浜市港北区樽町2-1-7 ☎045-531-1444 営業時間:11:30~14:30(14:00L.O.) ※そばがなくなり次第、終了 休:水(そのほか不定休あり)

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Graine Marche 綱島店グレーヌマルシェ
新鮮な旬の味わいを
カジュアルに満喫できるビストロ
今年で10周年。古民家をリノベーションした心地よい店内では、その季節だけでしか味わえない、旬の小皿料理とワインをリーズナブルに提供。ディナーは、温かい料理をできたての状態で味わえるように、フランス製の鍋「ストウブ」を使うのもここのスタイル。その都度、銘柄が変わるワインは、フランスを中心に、赤・白・泡をボトル15種ほど取り揃えます。
○ディナーより「カニクリームコロッケ」
(2P¥880)、「信玄どり胸肉の瞬間スモーク」
(¥880)、「バーニャフレッタ仕立て」(¥770)、
「ワイン」(グラス¥550~)。○サラダ、メイン、
パン、ドリンクがセットになったランチメニューの
「スタンダード」(¥1,200~)の一例。この日は、
「サーモンフリット あさりクリームソース」。
住所:横浜市港北区綱島西1-11-10 1階 ☎045-541-8858 営業時間:11:30~14:00L.O./17:00~22:30L.O. 休:無
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ぐらんあみ 
綱島の人々に愛される
自家焙煎珈琲豆屋
1996年のオープンから今年で27年目。アメリカ産高級豆「ハワイコナ」やデイリーなアフリカ産「キリマンジャロ」など約40種の中から選んだ好みの生豆を、浅煎りから深煎りまで13段階に分かれたレベルに合わせて焙煎してくれます。焙煎時間は約20分。それぞれの豆にファンがいるというほど週末は訪れる人が後を絶たないので、平日がおすすめです。電話予約OK。
○店主の長澤みどりさんを娘の真美さんが手伝いながら親子で経営する、アットホームな雰囲気が◎。
○人気No.1は、オリジナルの「あみブレンド」
(約200g¥990)。○高級豆や有機栽培豆などのシングルオリジンを取り揃えるだけでなく、ブレンドだけで8種類、さらに、カフェインレスコーヒーも。○通常20分ほどの焙煎は、週末には1時間かかることもあるそう。
住所:横浜市港北区綱島西2-13-7 パールマンション1階 ☎045-531-4421 営業時間:10:30~18:30 休:火
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食堂たんと 
主役は一汁五菜の定食
行きつけにしたい、街の食堂
和食出身の店主・堀田健一さんが親子で経営するこちらは、ランチからカフェ、ディナーまで、一日通して利用できる新しい食堂のカタチを目指します。一番人気は、丁寧な仕事ぶりが光るメイン1品・副菜4品の「週替わりランチプレート」。毎朝だしを引き、ソースやドレッシングなどの調味料は手作りしています。さらに、元菓子職人の父が担当する、おやつにも注目。
○定番「たんとの週替わりランチプレート」
(¥1,100)。この週のメインは「さわら竜田揚げ 甘酢餡」。○選べるおやつとドリンクのセット「季節のおやつセット」(¥1,045)。この日は、「生ショコラケーキ」、深煎りのハンドドリップ「珈琲」をチョイス。
○女性ひとりでも利用しやすいカウンター席のほか、奥には家族連れにぴったりなテーブル席も。
住所:横浜市港北区綱島西2-17-18 酒のタケオ第二ビル1階 ☎045-872-8951 営業時間: 11:30~21:00L.O. 休:日(そのほか不定休あり)
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tenowaテノワ
住宅街の一角に佇むカフェで
器と料理の魅力に触れるひと時を
自宅一階をリノベーションし、器をはじめ生活道具をセレクトしたカフェをオープンして今年10周年。お店では、作家ものの器を紹介しながら実際に使ってみて器のよさを知ってもらいたいという想いのもと、ランチは週替わりの「tenowaプレート」、カフェタイムは自家製の「ケーキセット」を提供しています。ケーキは日替わりで、季節のフルーツタルトやチーズケーキなど2、3種。
○主に地元・横浜の季節野菜をたっぷり使った一汁三菜の「tenowaプレート」(¥1,100)。○センスよくディスプレイされた器は、作陶家・小澤基晴さんによるもの。○ケーキとドリンクを選べる「ケーキセット」
(¥950~)。この日は、「いちごのタルト」、ポットで提供する「紅茶」。○カフェは駅から徒歩16分ほど。
住所:横浜市港北区新吉田東6-1-31 ☎070-5456-2326 営業時間:11:30~17:00 休:月~水、日(そのほか不定休あり) ※予約優先
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ふきだし
ふきだし
旬の素材を確かな技術で味わう、一軒家フレンチ
Restaurant vis ma vie
 閑静な住宅街に佇むこちらは、シェフの吉成 満さんと菜美さん夫妻が創業し、今年で10周年。菜美さんは、「ビストロではなくレストランをやりたかったんです。食事の余韻を楽しむレストランの文化に親しんでもらいたいという思いがあり、落ち着いた住宅街にお店を構えました」と話します。
 佐島や三崎などから直送される新鮮な魚介と、横浜近郊の生産者による旬の野菜を使い、二人でレシピを考案するという料理は一日通してコースで提供。フレンチの老舗・葉山「レストランラ・マーレ」のほかに、本場・フランスの一つ星レストランでも料理長を務めてきた満さんが、料理に腕を振るいます。「フレンチの古典を基本に、日本人の口に合うように軽やかに仕上げることをテーマにしています」と菜美さんが話す通り、コースは、前菜からデザートまで素材の持ち味をシンプルに生かしたものばかり。メインの「骨付き仔羊のロースト」について満さん曰く、「あえて脂質を取り除くことで、ラム肉本来のおいしさを味わえます。骨から取っただしにトマトを加えた軽いソースと、蕗の薹とオリーブの濃厚なソースをひと皿に融合させました」。
 ワイン好きのシェフ自らが料理に合わせて厳選した80種以上のフランスワインとともに、美食に触れる至福のひと時をぜひ。
  • ○コース(Aコース¥4,730~)共通のメイン「骨付き仔羊のロースト 蕗の薹のタプナードソース」(+¥800)、ワイン(グラス¥900~)。内容は仕入れ状況により変わります。○魚介が中心の前菜「ワラサの炙りと大根のアラグレック 菊芋のクリームと牡蠣のソース」。○隠れ家のような建物1階の店内は、ゆったりとしたテーブル席。
レストラン ビマビ 
住所:横浜市港北区新吉田東7-16-47 ☎045-947-3805 
営業時間:11:30~14:30/18:00~20:30L.O. 休:不定休 ※完全予約制。ご予約は電話にて前日まで。
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SWEETS:

  • 撮影=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • Nossabolo
  • 〔東横線・大井町線/自由が丘〕
  • パステルデナタ(エッグタルト)

老舗ポルトガル料理店が手がける、至福のおやつ

 気持ちいいほどザクザクなパイから、とろりとあふれるクリーム。エッグタルトといえばアジアのおやつとして知られるけど、そもそもはポルトガルの「パステルデナタ」がルーツとか。そのおいしさを追って試行錯誤を重ねること1年、日本のポルトガル料理店の草分け「マヌエル」が、ついにお菓子屋をオープンした。陽だまり色に輝く「Nossabolo」の「パステルデナタ」、そのパイ生地には、小麦の外皮に近いところまで製粉したものなど北海道産小麦粉2種が使われ、うまみと香ばしさに満ちている。さらに水分が少ないフランス産バターを使って層をくっきりさせ、香り豊かに。そこにコク深い岩手産卵の卵黄だけを使い、丁寧に裏ごしした濃厚クリームを流して。一気に焼き上げることで表面はこんがり、パイはサクッ、中はとろりとレアな至福のコントラストをかなえた。ポルトガル伝統の手法×よりすぐりの日本の食材が生む、世界でここだけの喜びを謳歌しよう。

「パステルデナタ」プレーン(手前/¥330)。月替わりフレーバーも楽しみで、4月限定のさくら(奥/¥360)は塩漬け桜葉で香り付けしたクリーム入り。オーブンやトースターで3分ほどリベイクすると焼きたてのサクトロ感がよみがえる。

  • Nossabolo(ノッサボーロ)
    住所:目黒区自由が丘1-14-16 Nanaha Bldg.1階                     
    ☎無(instagram:@nossabolo)
    営業時間:11:00~21:00
    休:月
    自由が丘駅より徒歩3分 ※1月17日オープン
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。