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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 9月号Vol.306 / Sep / 2026毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、一部店舗・施設の休業・営業時間など変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は各施設のウェブサイトやSNSなどで最新情報のご確認をお願いいたします。

2026/8/20:
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MACHI-SANPO:

二子新地・高津
二子玉川と溝の口という個性が異なる街に挟まれた、田園都市線の二子新地・高津駅エリア。昔ながらの風景が残る、穏やかな街を巡りました。
写真=福井 馨 イラストレーション=竹井晴日
 文=宗円明子

小黒恵子童謡記念館オグロケイコドウヨウキネンカン
世代を超えて親しまれる
街にひらかれた記念館
川崎市出身の詩人・童謡作家の小黒恵子さんが、自宅を改装して1991年に開館。逝去後は川崎市に遺贈され、その作品を通して童謡や音楽の魅力を伝えるとともに、地域の憩いの場としても親しまれています。子どもも大人も楽しめるコンサートやお話し会など、多彩なイベントも開催。小黒さんの生き物や自然へのやさしいまなざしが随所に感じられる、温かな空間です。
○代表曲にちなみ「モンキーパズル」と名付けられた1階のホール。100年以上前に欧米で製造された大型オルゴールの重厚な音色も楽しめます。○日本に3台しかない、97鍵盤の「ベーゼンドルファーインペリアル(モデル290)」を演奏できる「ピアノ開放デー」(要予約・有料)は、人気企画のひとつ。○1879年建造当時の大黒柱や梁をそのまま生かした2階の展示室。自筆原稿や書簡など、貴重な資料が並びます。
住所:川崎市高津区諏訪3-13-8 ☎044-381-3490 営業時間:10:00~17:00 休:火、水、金、土 ※祝日は開館 料金:大人¥200、小学生以上18歳以下¥100
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chercheusesシェルシューズ
女性パティシエたちが届ける
“愛ある菓子”のお店
店名はフランス語で“研究者”という意味。何かを愛する、大切に思う気持ちを呼び起こすきっかけになるような“愛ある菓子”を届けたいと、2人の女性パティシエが2019年に立ち上げました。店内には、上質な素材と自由な発想から生まれる美しい生菓子や焼き菓子がずらり。ほぼ毎月登場するイートイン限定の季節感あふれるパフェも人気です。食器類の販売も。
○古いものから新しいものまで、和洋さまざまな食器や雑貨もお菓子とともに並びます。○5種類のナッツが香ばしい、定番人気の「キャラメルナッツのタルト」(ホール・イート イン¥968)。○夏から秋にかけての季節限定で販売される「桃まるごとタルト」(小・ イートイン¥1,100)。ジューシーな桃の中には、なめらかなアールグレイのクリームが。イートインは1ドリンク制です。
住所:川崎市高津区諏訪1-9-23 ポールメゾンⅡ101 ☎非公開 営業時間:テイクアウト11:00~19:00、喫茶11:00~18:00(L.O.17:30) 休:不定休 ※お問い合わせ、営業状況はInstagram(@chercheuses_)から
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ARTISAN MAKOTOアルチザンマコト
本格フレンチを気軽に。
住宅街にたたずむレストラン
フランスの一流レストランで腕を磨いた後藤田 誠さんが営むフレンチ食堂。ステーキやプティ・サレ、フォアグラのポワレなどの本格フレンチを、昼夜問わずひとりでも気軽に、お腹いっぱい楽しめます。ソースや付け合わせが日によって変わるため「いい意味で一番人気のメニューがない」ことも同店ならでは。全席ペット同伴可。週末のランチタイムは予約がおすすめ。
○トップサイドステーキとヴィーガンカレー以外のランチは、好みのメインにサラダ、スープ、ライスまたはパン、食後のドリンク付きで一律¥2,700。魚料理も人気。この日はマトウダイをラングスティーヌのソースで。お水、スープ、ライスはセルフサービスです。○しっとり柔らかな「鴨のコンフィ」。ディナータイムにもメインを選べる一律¥3,300のセットがあります。「お任せオードブル」1人前¥1,400。ワインはグラス¥700。支払いは現金のみ。
住所:川崎市高津区二子4-14-1 菅野第2ビル1階 ☎090-2732-0406 営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)/17:30~22:00(L.O.21:00) 休:水

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黒猫豆花クロネコトウファ
心がほどけるやさしい味わい
本場仕込みの台湾スイーツ専門店
台湾で半導体エンジニアとして多忙な日々を送っていた見吉勇治さんが、偶然食べた豆花のやさしい味に癒やされ、とりこに。台南の名店で伝統的な製法を学び、2021年、大山街道沿いにお店を構えました。こだわりは自家製豆乳で作る豆花のなめらかな食感と、台湾伝統の冬瓜茶を使った滋味深いシロップ。よりおいしい一杯を目指し、今も楽しみながら改良を重ねています。
○練乳入りのミルク氷を削り出した、ふわふわ食感の「マンゴーかき氷」(¥1,400)。○豆花は全3種。美容をサポートするなつめ、はとむぎ、緑豆、紅豆、白きくらげ、仙草ゼリーをトッピングした「黒猫豆花」(¥850)は特に女性に人気。○鶏肉飯(ジーローハン)や鹹豆漿(シェントウジャン)などの食事メニューも。
住所:川崎市高津区二子2-7-40 フォーレスト多摩川102 ☎044-455-4026 営業時間:11:00~20:30(L.O.20:00) 休:水

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SHARK ATTACK
TAMAGAWA BASE
シャークアタック タマガワベース
一期一会の出合いを楽しめる
ヴィンテージ家具の宝庫
大阪発のインテリアセレクトショップが、昨年、新二子橋の近くに神奈川2店目となる倉庫型店舗をオープン。広々とした空間に、表情豊かなヨーロッパのヴィンテージ家具やインテリアのアクセントになる雑貨類が並びます。ディーラーを通さずに仕入れることで実現する、手に取りやすい価格も魅力。毎週のように商品が入荷するので、訪れるたびに新しい出合いがあるはず。
○重厚感のあるレザーソファなど、系列店に比べるとメンズライクな家具を多く取り扱います。近年注目を集めている伝統的な北欧バロックの家具も。入荷状況はInstagram(@sharkattack_tamagawabase)からチェックしてみて。○国道246号沿いに立地。建物の1階には高級自動車の共同所有サービス「ランデヴー」の店舗が入っています。
住所:川崎市高津区久地2-1-20 2階 ☎050-1726-7188 営業時間:11:00~19:00 休: 火~金 ※空調設備の整備のため、夏季休業の予定あり。営業状況はInstagramから

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おばんざいすヾき 
「ただいま」と扉を開けたくなる
知る人ぞ知る大人の隠れ家
女将の鈴木めぐみさんが60歳のとき、高津駅近くの住宅街に開店した小料理屋。料理のベースになっているのは、ご両親の介護中に日々作っていた薄味の献立。だしを利かせて塩分を控え、旬の食材をふんだんに取り入れた週替わりのおばんざいと厳選されたお酒を、ゆったりと味わえます。「あまり人に教えたくない」という常連客の言葉にも納得の、居心地のいい一軒。
○ピーマンのシャキシャキ食感がポイント。サラダ感覚で食べられる「きんぴら」(¥770)。湯呑みになみなみと注がれる「赤葡萄酒」(¥770)。○開業時からの看板メニュー「自家製生地のライスピザ」(¥968)。○「塩豚」(¥770)は、たっぷりの薬味と柚子胡椒、醤油でさっぱりと。おばんざいのメニューは毎週火曜日にInstagram(@obanzai_suzuki)で公開。
住所:川崎市高津区溝口4-3-11 ☎044-822-2372 営業時間:18:00~22:00 休:月、木、日、祝(そのほか不定休あり) ※予約制
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みぞのくち醸造所 
ビール片手に交流が生まれる
地域に根差したブルワリー
溝の口エリアを中心に飲食店を展開する「ローカルダイニング」が、ビールで街を盛り上げたいと2022年に立ち上げたマイクロブルワリー。樽生で味わえるのは、開業時から造り続ける定番に加え、地元の素材を用いた限定ビールなど、合わせて最大13種類の個性豊かなオリジナルビール。不定期でイベントも開催し、人と人、人と地域がつながるひとときを生み出しています。
○まずは「3種飲みくらべセット」(¥1,480)をぜひ。この日は定番の「Pale Ale」、地元・木所農園のトマトを使用した「TOMATO」、ほのかに甘い「Flatwoods-BlueberrySour-」をセレクト。○キレのある味わいが魅力の「Pale Ale」。缶(¥630)は手土産にも。○金・土・日曜日限定で、系列のイタリアン「DaiDai」の「マルゲリータ」(¥1,080)も味わえます。
住所:川崎市高津区溝口3-2-5 BOIL1階 ☎044-543-9160 営業時間:月~木・日12:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30)、金・土・祝前日12:00~23:30(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.23:00) 休:不定休 ※営業状況はInstagram(@mizonokuchibrewery)から
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Nokuchi-Lab.ノクチラボ
一人ひとりの挑戦が
街をもっと面白くする
カフェ「TETO-TEO」、ベーカリー「Len -Local Speciality Factory-」など、“ローカル”に着目した人気店を手がける丸山佑樹さんが運営。飲食や焼き菓子、雑貨など、幅広いジャンルのスポット出店が可能なシェアキッチン&スペースを設け、個店の挑戦を後押ししています。常設カフェの地産地消メニューや、丸山さん自身が腕を振るう「BISTRO MARU」にも注目です。
○肉、魚の主菜2種と日替わりの小鉢4種を楽しめる
「TETO-TEO定食」(¥2,090)。 ○川崎市麻生区の
「黒川のうみたてたまご」を使用した、「TETO-TEO」の名物「うみたてたまごプリン」(¥680)。この日は梅の「季節ネード」(¥680)。○カフェはカウンターで事前注文・支払いをするフードコートスタイル。店内席のほか、開放的なテラス席も。
住所:川崎市高津区溝口3-3-8 セシーズイシイ10 1階 ☎044-385-0827 営業時間:カフェ:平日11:30~17:00(フードL.O.15:00、ドリンクL.O.16:00)、土・日・祝11:30~18:00(フードL.O.15:30、ドリンクL.O.17:00) 休:月、金(そのほか不定休あり) ※出店情報はInstagram(@nokuchilab)から
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和菓子処みよしの 
地元で愛され続ける
老舗の時代に寄り添う和菓子
現在は3代目が受け継ぐ、1950年創業の和菓子店。お団子や大福、羊羹などが並ぶ店頭には、四季折々の味を求める人が絶えず訪れます。こだわりは北海道産の十勝小豆や甜菜糖、新潟産の上新粉、国産の無漂白小麦粉など、一つひとつを吟味し、和菓子に合わせて使い分ける素材選び。昔ながらの製法を守りながらよりよい素材を取り入れ、体にやさしい和菓子を届けます。
○時を重ねた趣ある佇まい。現店舗では56年営業しているそう。○手焼きの最中皮に小倉あん、イチジクや杏などのドライフルーツ、胡桃、シナモンを挟んだ「ドライフルーツのもなか」(¥454)。○口に入れた瞬間に広がる甘酸っぱさに幸せな気持ちになる「フランボワーズのようかん」。甘さ控えめに練り上げた香り豊かな「有機珈琲ようかん」。各¥562。
住所:川崎市高津区溝口1-18-1 ☎044-833-3057 営業時間:10:00~17:30 休:不定休
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ふきだし
ふきだし
肩肘張らずに楽しみたい、
二子新地のイタリアン
L'OSTERiA
 地域に根差し、長年愛されている個人店が多い街。そんな印象を二子新地に抱いた遊佐真吾さんが、「そのひとつになれたら」と2017年にオープン。モダンながら木のぬくもりを感じられる大山街道沿いのお店は、日々、食事とワインを楽しむ人たちで賑わいます。「ロステリア」のメニューにコースが登場したのは1年ほど前のこと。「それまでも個別のリクエストには応えていましたが、記念日利用が増えてきたので」と遊佐さん。この日のメインは、赤身のうまみと口溶けのよい脂が特徴のブランド牛・高原黒牛の希少部位を炭火でじっくり焼き上げた一皿。炭火焼きはオープン当初にはなかったメニューですが、お店を続けるなかで、お客さまのためにも自身のためにも新しいものを取り入れるようになったそう。「定番の料理でも季節ごとに仕立てや付け合わせを変えたり、少しずつ変化をつけています。季節感を大切に、素材を生かすイタリア料理ならではのおいしさを届けていきたいです」
 ワインはイタリア産を中心に常時30〜40種類を用意。ソムリエでもある遊佐さんに相談しながら、その日の一皿に合う1杯を選ぶのも楽しみのひとつです。ひとりでも、ふたりでも、子ども連れでも。さまざまなシーンに寄り添ってくれるレストランです。
  • ○アラカルトでも人気の「なかやま牧場高原黒牛イチボの炭火焼き」(¥4,800)。ディナーコースは¥5,500と¥8,800の2種類。ワインのペアリング(4杯¥4,400~)もぜひ。○卵黄のソースを合わせ、さっぱり仕立てた「馬肉のタルタル 自家製ソース和え」(¥1,600)。○落ち着いた雰囲気の店内。テーブル席をメインにカウンター席も。コース料理は日替わり。グラスワインは常時10種類ほど(¥770~)。
L'OSTERiA|ロステリア
住所:川崎市高津区二子1-2-3 テラスフローラル1階 ☎044-281-4186 
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)/18:00~22:00(L.O.21:00) 休:月(そのほか不定休あり)
※写真はイメージです。コースの内容は仕入れ状況により異なります。

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SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • No.126

    MAISON FARMER NAGISA AOKI
  • 〔東横線/学芸大学〕
  • アイスクリーム

旬の喜びをシェアするクラフトアイス

 「日本の旬を捉えたアイスで驚きを感じてほしい」。三軒茶屋から移転しても志はそのままに、店主・青木 渚さんは学芸大学にクラフトアイスクリームショップを構えた。食材はフレンチの名店「レフェルヴェソンス」のパティシエ時代からつながる、自然と真摯に向き合う農家からじかに仕入れ。この日は福島「島田農園」の全身真っ赤なルバーブや、長野から届くイチジクの葉など、少し珍しい食材もアイスで身近にしてくれる。今ならイチジクの実も旬。本当は発酵直前まで完熟したものが最高においしいが、柔らかすぎて流通できない。そんな畑だけの喜びも生産者が自ら届けてくれアイスになる。牛乳は食材に合わせて3種を使い分け。「香りを表現したい『山椒ミルク』なら『弓削牧場』さんのミルク。甘い香りが後半スッとクリアになり、フレーバーの追い風になります」。柔らかな乳味に「やまつ辻田」の山椒特有の柑橘香が重なり、余韻が続く。なんて心地よいアイスだろう。

  • MAISON FARMER NAGISA AOKI
    (メゾンファーマー ナギサアオキ)
     
    住所:目黒区鷹番3-15-18 ル・コントゥ学芸大学102
    ☎03-6303-2551
    営業時間:12:00~20:00
    休:水(そのほか不定休あり)
    学芸大学駅より徒歩3分
    ※営業状況はInstagram(@maison_farmer)から ※アイスの持ち歩き時間は10~20分ほど

  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。