街シリーズ −街で人気の名店案内−

街シリーズとは、毎月エリアを一つ取り上げ、“その街の個性や魅力、さらにその街で過ごす時間を豊かにする”情報をお届けする「SALUS」マガジンの特集企画です。ここでは「SALUS」マガジンと連動し、その街で人気の名店の数々をご紹介していきます。

街シリーズ 東急沿線のショップをご紹介
中央林間−つきみ野

田園都市線の終点・中央林間とその手前のつきみ野。落ち着いた住宅街と豊かな自然に囲まれてゆったりと暮らしやすそうなエリアだ。古くからの歴史を持つ街でもあり、上質なものを見極められる大人に向けた店も多い。成熟した郊外の街を満喫しに出かけてみよう。

  • 【グルメ】智月庵(ちげつあん) 緑深い一軒家でいただく手打ちそば

    • 中央林間駅北口より道なりに北へ直進、「つるま自然の森」脇道奥。徒歩6分。
    • 大和市下鶴間4437-8
    • 046-272-5684
    • 11:30〜14:00(L.O.) ※売切次第閉店。
    • 水・木曜(祝日の場合は営業)

    「つるま自然の森」に隣接した小径を進んだ場所にあるご自宅で手打そば店を営むのは佐藤誠しげ孝たかさんご夫妻。元プロゴルファーの佐藤さん、50歳から趣味でそば打ちを始め、ゴルフで培った日本全国に広がるネットワークの知人たちから、そばについてのノウハウや材料の情報を仕入れ、13年前に晴れて出店。日々研究を重ねたというそばは荒挽きの7:3で、細めだがこしのある味わい。もう一つのこだわり「とろろ汁」は茨城産の自然薯を使用。水加減や気候で状態が変動するそば作りはゴルフと同じで毎日が勝負だそうだ。

  • 【グルメ】Delice(デリス) 体と心にやさしいフレンチ&洋菓子店

    • つきみ野駅出口より左に進み、50号線を越えて左斜めの道を進んだ右手徒歩12分。
    • 大和市下鶴間2020-10
    • 046-277-2020
    • ランチ11:00〜14:30(L.O.)、ディナー17:00〜21:00(L.O.)※土日は要予約。
    • 月曜(祝日は営業)

    駅から離れたのどかな場所にひっそりと佇むフレンチ店。永田シェフが手がける料理は、つきみ野の農家から仕入れた無農薬野菜を中心としたもの。栄養や安全性が気になる妊婦さん向けのメニューもある。火の入れ方など調理法にも気を配り、素材の鮮度のよさを生かした味の深みを大切にしている。都内のホテルでパティシエを務めた奥さんによるケーキも人気。料理と同様、素材の力を最大限引き出す策を練る。出店場所を探しこの街に来て26年。二人三脚の日々を重ね街の変遷を見守ってきたご夫婦を応援したくなる店。

  • 【グルメ】Lagoon(ラグーン) 大人のための悦楽 ローストビーフ専門店

    • 中央林間駅西口より徒歩4分。小田急線の駅を抜け右手に進み北口通りを右折し直進した左手。
    • 大和市中央林間5-6-1
    • 046-276-3712
    • ランチ11:30〜15:00(14:00L.O.)、ディナー17:30〜22:00(21:00L.O.)
    • 水曜(祝日の場合は営業、翌日休)

    ローストビーフの名店「鎌倉山」で24年間修業を積んだ吉原シェフが5年前に開いた店。洋食スタイルでローストビーフとステーキを中心とした牛肉料理を提供する。日本国内産にこだわり、油っこくないちょうどよいA3〜4レベルの肉を使用。ワインはフランス産を中心に、世界各地の銘柄をグラス450円からリーズナブルに楽しめる。商店街からやや静かな街の一角に入った場所にあり、落ち着いた雰囲気も魅力。ローストビーフの専門店は珍しいこともあり、遠方から肉好きの大人の常連客も通い続ける。確かな味わいの名店だ。

  • 【グルメ】SCHMANKERL STUBE(シュマンケル ステューベ 大和本店) 本物の老舗の味わい ドイツハム・ソーセージ

    • 中央林間駅正面口より徒歩15分。50号線沿い右手。
    • 大和市下鶴間1787-10
    • 046-272-0600
    • 10:00〜18:00 ※移転のため現在の店舗は9月まで。新店舗11月開店予定。
    • 火・水曜(祝日の場合は営業)

    中央林間で創業し四半世紀、この場所での営業は15年になる自家製ドイツハム・ソーセージの専門店。東急百貨店(渋谷駅・東横店、たまプラーザ店)の食料品売場にも支店があり、お気に入りという人も多いはず。フライシャー(食肉)マイスターの奥沢一郎さんは国内ドイツハム作りの第一人者。大学では食肉加工を学びドイツ留学中に職人を目指す決心をし修業を重ねたという。吟味された高品質の原料肉に独自のドイツスパイスを加え、丁寧につくられた逸品の数かず。普段使いはもちろんギフトにも喜ばれるはず。

  • 【グルメ】FLAT HOUSE cafe(フラットハウスカフェ) 街の文化・米軍ハウスを思い思いに集う場所に

    • 中央林間駅西口より小田急の駅を抜け右手を道なりに直進。5つ目の角を左折した右手。徒歩5分。
    • 大和市中央林間3-16-2
    • 046-283-2322
    • 11:00〜17:00(16:30L.O.) ※なるべく予約を。
    • 月・火曜、土・日曜は隔週営業。

    1960年代に座間・厚木の米軍基地のアメリカ兵が家族と住んでいた「米軍ハウス」。かつては一帯に同じような平屋造りのハウスがたくさんあった。今では数えるほどになったその一棟で、有志の8人が共同経営者となり2011年に開いたギャラリー&カフェがここ。メンバーでもあるアラタ・クールハンドさん、青山京子さんのイラストをイメージビジュアルに、内装も持ち寄った家具や置物など手づくり感のあるほっこりしたセンスが心地よい。各人ともほかの職を持ち、ここを「表現の場」として活用しているそう。頑張り過ぎずのんびりした空気感が◎。

  • 【グルメ】煎茶房 幸(せんちゃぼう こう) ゆったり時間が贅沢な煎茶カフェ&ギャラリー

    • 中央林間駅正面口より直進、信号を左折し「大和高校入口」を右折した右手。徒歩6分。
    • 大和市中央林間4-29-6
    • 080-1110-9817
    • 11:00〜17:00
    • 火〜土曜(日・月曜のみ営業)

    煎茶道の心得のある店主の中島さんが5年前に開いたカフェ&ギャラリー。煎茶の本場である京都・宇治産の、煎茶・抹茶・玉露の3種を丁寧に提供。お湯の温度の微妙な調整はもちろん、砂時計とアドバイスも添えて出してくれる繊細な心づくしのお茶。その味わいは心が洗われるような安らぎ感が。日常のなかでひととき息抜きに過ごしてほしいと中島さん。一人でくつろぐもよし、居合わせた人びとと会話を楽しむもよし。季節に合わせた手づくりの和菓子にも癒される。日曜と月曜だけのマイペース営業なのも貴重な出合いになりそう。

  • 【グルメ】RELIER(ルリエ) 住んでよかったと思う おいしいパンのある街

    • つきみ野駅出口より右手に進み、信号を右折した左手。徒歩2分。
    • 大和市つきみ野5-9-6
    • 046-204-7747
    • 10:00〜18:00(売切次第閉店)
    • 日曜・祝日

    昨年の1月に駅からすぐの場所にオープンしたベーカリー工房。自家培養の天然酵母とフランス産パン酵母を使用し、安心・安全をモットーにパンをつくる。北海道産バター・生クリームをはじめ、各素材を厳選。保存料や化合物・添加物もなるべく使わないように心がける。店主さんはパン・フランス系洋菓子業界に携わった経験を持ち、パンへの興味が尽きず本格的にパンづくりの道へ。開店当初は30種くらいだった品数が今では50種以上。お手頃価格で閉店時間を待たず商品が完売することも多い。誰もを笑顔にさせる親しみやすさが人気の秘密かも。

※こちらの記事は、2015年8月20日現在のものです。