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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 6月号Vol.267 / June / 2023毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。

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SHOP:

気象病って?
天気と体について知ろう/
梅雨時期のおすすめアイテム

梅雨のモヤモヤに効く、香りのアイテムが手に入るお店をご案内。

※こちらのコンテンツは、特集「気象病って?天気と体について知ろう」内、
「梅雨時期のおすすめアイテム」から抜粋してご紹介するものです。

生活の木
たまプラーザ テラス店
◎田園都市線/たまプラーザ

1976年創業、ハーブやアロマテラピーなど、心も体も健康でいられるライフスタイルを提案する〈生活の木〉。国内外の提携農園から厳選した素材を使った、自社製品のアロマや食品、スキンケアアイテムなどが手頃な価格で手に入ります。
recommend
【左】部屋のデオドラントに活躍するブレンド精油。爽やかな柑橘系とすっきりとしたミントの香りで、湿気の多い季節も快適に過ごせる。「空間消臭アロマ シトラスミント93.8」(10ml¥1,650)。【中】疲れを感じたら温浴効果を高めてくれる入浴剤で、じんわり汗を流して。薬草やハーブのスパ気分を堪能できる香り。「生活の木の薬草湯 疲れをとりたい。」(医薬部外品 7包入り¥2,200)。【右】健やかな頭皮を育む16種のハーブエキスと11種類のアミノ酸を配合。オリエンタルジャスミンの香りも心地よい。「アーユルライフ スカルプクレンジング」(150ml¥2,750)。

  • 住所:横浜市青葉区美しが丘1-1-2 たまプラーザ テラス ゲートプラザ2階
  • ☎045-904-3879
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 休:無(施設に準ずる)
  • たまプラーザ駅直結

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ニールズヤード レメディーズ
渋谷ヒカリエ ShinQs店
◎東横線・田園都市線/渋谷

英国発の老舗ヘルス&ビューティブランド。自然療法に基づき、健やかに心地よく暮らすための体づくりに役立つプロダクトを展開。オーガニックにこだわったアロマやハーブなど、専門スタッフが目的に合ったケアも提案してくれます。
recommend
【左】すがすがしい香りをもつペパーミントとレモンがベースのブレンド精油で、空間も気持ちもすっきりと!眠気覚まし、気持ちを切り替えたいときにも最適。「クリアフレッシュ」(5ml¥2,970)。【中】身も心もリフレッシュさせてくれる香りの精油を配合した、ジェルタイプのボディウォッシュ。しっとりとした洗い上がりも◎。「ゼラニウム&オレンジシャワージェル」(200ml¥2,640)。【右】英国アロマセラピストが独自にブレンドしたロールオンタイプのアロマ。新鮮なシトラスとハーブの香りが、明るく前向きな気持ちに導いてくれる。「アロマパルスパワー」(9ml¥2,090)。

  • 住所:渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs 1階
  • ☎03-6434-1739
  • 営業時間:11:00~21:00 
  • 休:無(施設に準ずる)
  • 渋谷駅直結

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グリーンフラスコ
自由が丘直営店
◎東横線・大井町線/自由が丘

薬剤師の資格を持つ林 真一郎氏が代表を務める、メディカルハーブとアロマテラピーの専門店。“緑の薬箱”をコンセプトに、植物の力を体感できるアイテムを扱っています。ハーブ、アロマを学べるワークショップも予約制で毎月開催中。
recommend
【左】抗菌・抗ウイルス効果が期待できるユーカリ、ペパーミント、レモンの精油をブレンド。清涼感のある香りの力で、気持ちも上向きに。「アロナビ エアークリーニング」(5ml¥1,650)。【中】好みの精油を混ぜるだけで簡単にオリジナルのシャンプーが作れるから、気候や気分に合わせて使い分けられる。ペットにも使用OK。「グリーンフラスコ シャンプー」(500ml¥1,980)。【右】ブルガリア産のダマスクローズから抽出したやさしい香りに癒やされる。合成香料・着色料不使用で、顔や全身に使用できる化粧水。「フローラルウォーター ローズ」(100ml¥1,760)。

  • 住所:世田谷区奥沢5-41-12 ソフィアビル1階
  • ☎03-5483-7565
  • 営業時間:平日・祝日12:00~18:00、土・日11:00~18:00
  • 休:水
  • 自由が丘駅より徒歩3分

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MACHI-SANPO:

下丸子・武蔵新田・千鳥町
東急多摩川線の下丸子・武蔵新田と、池上線の千鳥町は、歩いて10分ほどの距離で結ばれる大田区の三角地帯。穏やかなこのエリアでおすすめのスポットをご紹介します。

Sandwiches Marcoサンドイッチマルコ
新鮮な青果をたっぷり挟んだ
路地裏のサンドイッチ専門店
ショーケースに並ぶサンドイッチは、定番のおかずサンドと季節のフルーツを使用したデザートサンドの30種。毎朝届くパンと手作りの具材、その日提供するものはその日の朝仕込むことにこだわり、鮮度を重視しています。なかでも人気は、「ローストビーフ」「クリームチーズスモークサーモン」。2017年のオープンから開発したメニューは、なんと100種を超えるそう。
○住宅街の路地裏にひっそりと佇むお店は、2坪ほどの小さなスペース。○左からおすすめの、季節のフルーツを使った「いちごミックス」(¥640)、山形のブランド豚「三元豚しそチャーシュー」(¥660)。○サンドイッチはオープンからフルラインアップ。早い日でお昼前には完売することも。電話での予約も1つから可能です。○お店は、通り沿いにある「Marco」の看板が目印。
住所:大田区千鳥2-35-4 ☎03-3756-5100 営業時間:7:30~13:00 ※なくなり次第、終了 休:月・火
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TEAL GREEN in Seed Villageティール・グリーン イン シード・ヴィレッジ
国内外の本を4000冊以上セレクト
小さな絵本のお店
もともと久が原にあった「ティール・グリーン」を現オーナーの種村由美子さんが引き継ぎ、武蔵新田に移転してから18年目。長年営業していくなかで少しずつ増えていったという本は、子どもはもちろん、大人も楽しめるような絵本や児童書など約4000冊が店内に所狭しと並びます。店内奥にはカフェを併設していて、絵本作家による原画展も毎月開催。
○店内はカテゴリー別にわかりやすく陳列。種村さんが選書する、季節のおすすめ絵本コーナーも。○前田まゆみさんによる著書『幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば』(創元社)は大人にも◎。○junaidaさんによる著書『の』(福音館)は、言葉と言葉をつなげる助詞「の」の不思議な世界。○原画展の様子。6月7日から、作・たてのひろしさん、絵・かわしまはるこさんの絵本『あまがえるのたんじょう』原画展を予定。
住所:大田区千鳥2-30-1 ☎03-5482-7871 営業時間:11:00~18:00 休:月・火
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小料理 とめ丸ブルース 
丁寧な仕事ぶりが光る小料理を堪能
武蔵新田の隠れた名店
ミシュラン一つ星の今はなき銀座の名店で修業を積んだ、大将・福満 穣さんが2018年にオープン。日本料理の伝統と、丁寧な仕事ぶりが光る小料理は、お刺身をはじめ、旬の素材を取り入れた玉子焼きや磯辺揚げ、煮浸し、茶わん蒸しなど、どれも親しみやすいものばかり。そのうえ良心的な価格帯も魅力です。夜はアラカルトのほかに、要予約の「おまかせコース」も。
○この月はしらすと大葉入り「本日の玉子焼」
(¥682)、「ずわい蟹の茶わん蒸し」
(2個¥1,078~)、「和牛と新じゃが芋の春巻き」(¥715)、「冷酒」(1合¥935~)。献立は毎月変わります。○食後には、栃木「開華」使用の「吟醸プリン」(¥650)。○三河産うなぎの「くりから焼き」(¥2,200)、「白焼き」(¥2,800)、どちらも要予約。「生レモンサワー」(¥638)。
住所:大田区千鳥2-36-1 佐藤ビル1階 ☎03-6715-5670 営業時間:17:30~23:00 ※日のみ「おまかせコース」(要予約)のランチ営業12:00~13:30L.O. 休:月(そのほか不定休あり)
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ガネーシャ 
インド出身シェフが腕を振るう
本場・北インドの味
2008年オープン。本格インドカレーは言わずもがな、ディナーには、ひよこ豆のサラダ「チャナチャート」やひよこ豆粉の衣を付けて揚げる「パコラ」などの一品料理、石窯で焼き上げるタンドール料理も充実したレストラン。現地から直接仕入れるスパイスをふんだんに使った料理は、シェフ曰く「大鍋で仕込むからこそ美味しくなる」そう。リーズナブルなランチもおすすめです。
○タンドリーチキンやチキンティカなどの「タンドリー ミックス プラタ」(5P¥1,820)、自家製チーズ「パニール パコラ」(6P¥720)、インドワイン「ラ レゼルブ(赤)」(ハーフボトル¥1,680)。○選べるカレー2種やシークカバブ、サラダなどの「ガネーシャセット」
(ナン・ドリンク付き¥2,100)の一例。カレーはチキンカレーとマトンサグ。○広々とした店内はテーブル席が中心。
住所:大田区千鳥2-21-4 ☎03-3756-2898 営業時間:11:30~15:00L.O./17:00~22:00L.O. 休:水

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THE LIVINGザ・リビング
自宅のような空間でブランチを
千鳥町の隠れ家カフェ
ゆったりとしたソファ席が広がるこちらは、季節のフルーツデザートが断トツの人気。大田市場をはじめ、マンゴーはタイ、ライチは台湾、メロンは北海道の生産者を中心に最高品質のものを仕入れるからこその贅沢な味わいを提供しています。食事なら、おすすめは「エッグベネディクト」。ドリンクは、イタリア「KIMBO」の本格ナポリコーヒーのほかアルコールも。
○5月20日からスタートする「メロン アフタヌーンティー」(平日¥3,800、土・日¥4,800)の一例。ショートケーキやタルト、ミニパフェなどのスイーツと、軽食のクロワッサンサンド、ドリンクがセットに。○厚切りハムを挟んだ「ニューヨークベネディクト」に選べるドリンクが付いた「エッグベネディクトセット」
(¥1,850)。○お店があるのはビルの2階。
住所:大田区千鳥1-19-5 フラット千鳥2階 ☎03-6410-9779 営業時間:11:00~17:00 土・日・祝日9:30~18:00 休:無 ※「メロン アフタヌーンティー」は2営業日前までの予約制。

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GURU GURU BAKERYグルグルベーカリー
パン好きの心をつかんだ
アイデアたっぷりのパン
入店待ちに長蛇の列ができるほど、地元のパン好きに愛される人気店。その理由は、名門「ジョエル・ロブション」で修業を積んだオーナーシェフの平田 亮さんが手がける、ハード系からデニッシュ生地、食パンまで基本のしっかりとしたパンとアイデア豊富なメニューにあり。特に、試行錯誤を重ねて完成した高加水パン「直食」は、絶妙なやわらかさがクセになる看板メニュー。
○ショーケースには、菓子・総菜パンや季節のフルーツデニッシュを陳列。○カスタードやレーズンなどを練り込んだデニッシュ「パン オ レザン」(¥210)、自家製クリームを挟んだバケット生地の「ミルクフランス」(¥180)。○パンのほか、焼き菓子や
ジャム、10:30~「ランチボックス」も販売。○国産小麦100%の「直食」(¥370)。
住所:大田区千鳥1-3-8 ☎03-6410-5962 営業時間:7:00~19:00 休:月・火
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agrumesアグリューム
路地裏のビストロで
気軽に正統派フレンチを
ブルゴーニュやフランシュ=コンテ地方で本場の味を学び、国内のレストランで料理の研鑽を重ねた、オーナーシェフ新藤祐美子さんのお店。「フレンチをもっと気軽に味わってほしい」という思いのもと、レベルの高い料理をリーズナブルな価格で提供しています。基本的に、パンもシャルキュトリーもすべて自家製。ワインは、フランスを中心に赤・白・ロゼ・泡のボトルが約60種。
○定番人気「人参サラダ」「パテ・ド・カンパーニュ」などの「前菜盛り合わせ」(¥1,050)、口当たりが滑らかな「白ソーセージ」(1本¥800)、ワイン(グラス¥850~)。○メイン「森林どりの骨付もも肉のロースト」
(¥1,700)は、ジューシーな肉質を生かした火入れが見事。○アンティーク調の居心地がよい店内にはテーブルが2つ。
住所:大田区下丸子3-16-8 1階 ☎03-6715-5058 営業時間:17:00~22:00L.O. 休:月(祝日の場合は営業、翌日休)
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hatomeハトメ
古民家をリノベーションした
新しい複合施設が誕生
住宅街にある築50年ほどの古民家を改装し、カフェやシェアキッチン、コワーキングスペース、ギャラリーなどの機能を兼ね備えた複合施設が昨年オープン。曜日ごとにシェフが替わるシステムのフードは、訪れるたびに違うメニューを味わえるのも面白いところ。カフェでは、スペシャルティコーヒーをはじめ、紅茶やアルコールなど豊富なドリンクを提供。
○フードメニューの一例。この日は、「Chou Chou」の「ランチプレートセット」(¥1,500)。○同じく「Chou Chou」の「べイクドチーズケーキ」(¥550)、カフェより定番の「ハンドドリップコーヒー」(アイス¥550)。フードとドリンクは別会計になります。○開放的な店内はレンタルスペース貸しも。壁を利用した展示は定期開催。
住所:大田区下丸子3-16-11 1階 ☎非公開 営業時間:11:30~18:00 休:月 ※お問い合わせは、インスタグラム(@hatome_maruko)のダイレクトメッセージまで。
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Pizzeria Trattoria Marcoピッツェリア トラットリア マルコ
下丸子の人気イタリアンが
場所を新たにリニューアルオープン
2009年のオープン以来、このエリアで人気のイタリアンが、今年3月、下丸子駅近くに移転オープン。厳選したイタリアの小麦粉を使った自慢の自家製生パスタや石窯焼きのピザ、旬を取り入れた前菜などのメニューはそのままに、お店の規模が拡大しました。さらに、ワインの品揃えもボリュームアップ。グループでの食事会のほか、お店の奥にあるカウンター席でひとり飲みも◎。
○生パスタの「オレキエッテ ブロッコリーのソース」(¥1,430)、自家製ソーセージ「サルシッチャ」(¥990)、イタリアワイン「ブロレッティーノ」
(ボトル¥7,200)。ワインはボトル¥3,800~。
○4種のチーズを使った定番の「クワトロフォルマッジ」(¥1,580)。ピザは、トマトソースベースも合わせて全10種ほど。○広々とした店内。
住所:大田区下丸子3-8-10 第一三幸ビル1階 ☎03-3758-0539 営業時間:11:30~14:00L.O./17:00~21:00L.O. 休:日
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ふきだし
ふきだし
フレンチの技術が生きる、
オリジナルのひと皿
とんかつカンティーヌ ゆめみるこぶた
 多摩川へ向かう住宅街に構えるカフェのようなお店。ここは、2019年にオープンし、メニューが昨年一新したばかり。フレンチ出身で店主の木村慎二郎さん曰く、「カツレツでも、とんかつでもない、フレンチの技術を使ったオリジナルの料理なんです。だから、とんかつ店でも食堂でもなくて、『とんかつカンティーヌ』でなくては説明できない要素がいっぱいあるんです」。
 「季節のおまかせコース」のメインディッシュはやっぱりとんかつ。でも主役は、群馬と長野の生産者や卸業者から仕入れる、主に自然栽培の野菜なのだそう。「とんかつでも重すぎないものを好まれる方やご高齢の方にも、おいしい野菜と一緒に胃もたれせずに食べ切れる、そんなお店があったらいいと始めたんです」と木村さん。そう語るだけあって、肉の掃除や切り方から塩を振るタイミング、サラダ油を使う揚げ方までとことんこだわります。さらに木村さんは、「従来の概念を打ち破りたいと思って、野菜をたくさん使うことや、とんかつの技術とはまったく違うことをやっているので、全体を通して体験してもらいたいですね」。
 とんかつは塩で、サラダや焼き野菜などと一緒にいただくことで、添えた野菜がソースの代わりに。ディナーは、コースのほかに「本日の定食」(¥3,500)も。
  • ○「季節のおまかせコース」(¥6,600)より、4種から選べるメインディッシュの「特厚ロースかつ」(ご飯・野菜スープ付き)、「スパークリングワイン」(グラス¥935)。○コースの「本日の先付け」と「前菜3種盛り合わせ」の一例。先付けは、この日「稚鮎のフリット」。○リラックスした雰囲気の店内は、カウンター6席のみ。
住所:大田区下丸子3-16-9 エルデ多摩川1階 ☎非公開  
営業時間:11:30~13:30L.O./18:00~19:30L.O. 休:月(祝日の場合は営業、翌日休)  
※木はランチのみ営業。コースは4日前までの予約制。お問い合わせ・ご予約は、HP:tonkatsucantine.comにて。
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SWEETS:

  • 撮影=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • Pâtisserie Kyohei Mikami
  • 〔大井町線/上野毛、田園都市線/用賀〕
  • 真夜

大切な人に贈る、アシェットデセールの幸せ

 一片11cmのキューブ型の箱に収まるのはひとつのケーキだけ。そのアート作品みたいな美しさに思わず息をのむ。「トレーをお皿に見立て、箱の空間にアシェットデセール(皿盛りデザート)を表現したくて」と三上恭平シェフ。デザートでも名を馳せるパティスリー「トシ ヨロイヅカ」で2番手を務めた彼は、自店でデザートの喜びごと持ち帰れるようにしてくれた。「真夜(まや)」は夜のしじまに浮かぶ月を思わせるたたずまい。ピスタチオとショコラのムースなら珍しくない組み合わせ、と油断していたらひと口で引き込まれた。チョコ生地の隠し味に、赤ワインとグリオットチェリーのコンポートの汁を染み込ませて醸す、チョコの深み。さらに黒ごま入りのピスタチオクロッカンで香ばしさも底上げする。ガナッシュとムースに香るピスタチオを軸に、わずかなニュアンスを幾重にも重ねてたどり着く、無二の繊細な味わい。それもまたデザートみたいにドラマチックだ。

しっかり火入れしたイタリア産ピスタチオペーストが香ばしい「真夜」¥1,500。発酵香を残したエクアドル産カカオのショコラムースが芳醇さを後押しする。こうしたスペシャルなケーキ5~6種のほか、プリンやシューなど普段のおやつにしたいカジュアルなライン(各¥550)もそろう。

  • Pâtisserie Kyohei Mikami(パティスリー キョウヘイ ミカミ) 
    住所:世田谷区上野毛4-22-2 KAYAH KAMINOGE 1階        
    ☎03-5491-5181
    営業時間:13:00〜18:00
    休:月~木
    上野毛駅より徒歩12分、用賀駅より徒歩14分
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。